GXリーグ 分科会

Ready-mixed & Returned Concrete Solution Association

RRCS GXリーグ分科会

リーダー

  • 国立環境研究所  藤井実

    サブリーダー

    • 三井住友信託銀行株式会社 角岡正嗣  
    • 丸壽産業株式会社 小山悟志

    MEMBER

    • (株)安藤・間
    • 阪和興業(株)
    • (株)ランドモア
    • (株)ルクレ
    • 明星大学
    • 日本道路(株)
    • 新潟大学
    • (株)佐藤渡辺
    • (株)i Rings
    • 大成ロテック(株)
    • テクニカ合同(株)
    • トピー工業(株)
    • (株)内山アドバンス
    • 五葉共創(株)

    GXリーグでRRCSは何をするのか?

     
     
    まずは、コンクリートによるCO2吸収固定がIPCCインベントリに登録されるべく、WHITE CARBONの世界的な知名度アップに邁進しよう。
     
    次にWHITE CARBONによってクレジットの恩恵を受けるべき企業やタイミングの体系を、セメント・コンクリート業界のみならず、CCUSの役割を担う団体、CO2を供給する団体、そして金融機関とも協調して築き上げよう。
     
    RRCSではコンクリートにCO2吸収固定に関するビジネスモデル特許を申請している。CCUS製品の発展はカーボンクレジットとの両輪あってこそ大きな発展を遂げることから、当該特許を利用したビジネスモデルを金融機関、セメントメーカー、生コンクリートプラント、施工者そして施主と共に実現しながら進めていきましょう。

    WHITE CARBONはIPCCインベントリに認定されるか?

    IPCCのCCSに関する特別報告書にある「鉱物炭酸化とCO2の産業利用」のP.421に右記のような図が掲載されています。

    「鉱物炭酸化プラント>貯留>建設現場への再利用」の一連の流れはWHITE CARBONとCPコンクリートをはじめとしたCO2固定型コンクリートそのもの。BLUE CARBONでさえCO2固定量の測定方法はこれから確立されるのですから、WHITE CARBONがIPCCインベントリに認定される可能性は決して低いものではなく、継続的にアピールしていくことが大切です。
     
    現在のセメントの世界需要は40億トンでコンクリートにすると約120億㎥で2050年もほぼ同等が見込まれています。仮に世界需要の半分のコンクリートがCO2を50KG/㎥吸収固定すると5億トンが吸収固定されることになります。更にコンクリート塊も同量を固定するとなると、WHITE CARBONとして年間10億トンが吸収固定されることになります。BLUE CARBONが約50億トン、GREEN CARBONが約100億トンのCO2吸収固定量ですから、それに次ぐ存在としてWHITE CARBONを積極的に広めて参りましょう。

    図7.2 ケイ酸塩岩石または産業廃棄物の 「現場外での」 鉱物炭酸化に関連する物質流とプロセス (オランダエネルギー研究センター (Energy Research Centre of the Netherlands (ECN)) 提供)。