日本国内では年間2.5~4.1百万㎥の残コン・戻りコンが発生している
産業廃棄物の業種別排出量 (1,000㎥)
H27 | H28 | H29 | H30 | R1 | ||
2015年 | 2016年 | 2017年 | 2018年 | 2019年 | ||
日本国内年間生コン出荷量 | 87,061 | 83,912 | 83,701 | 85,481 | 81,959 | |
推定残コン・戻りコン発生量 | 3% | 2,612 | 2,517 | 2,511 | 2,564 | 2,459 |
5% | 4,353 | 4,196 | 4,185 | 4,274 | 4,098 |
データ:ZENNAMAホームページより
残コン・生コンは総出荷量の3~5%派生していると推測され、その数量は実に毎年、東京ドーム2~4個分にのぼる。地球を削って生産したにもかかわらず、莫大な量の生コンが一部の再利用を除き、破棄されているのである
残コン・戻りコン処理の規格化、標準化が確立されていない
残コン・戻りコンが発生している場所
<アジテーター車から荷下ろし前>
品質不良 ?㎥
発注ミス ?㎥
<アジテーター車から荷下ろし後、圧送車利用の場合>
先行モルタル 0.5㎥
圧送ポンプホッパー内 0.3㎥
圧送ポンプ配管内 ?
合計 0.8+α㎥
圧送ポンプ車を利用した打設の場合、必ず0.8㎥以上の残コンが発生している。
製品や施工の規格や標準を定めているJISやJASS等々に、残コン・戻りコンの定義やその規定、処理方法、積算の定めが無い。